スポーツ小売業者Decathlonのカルガリー店では、導入されたAutoStoreにより、お客様は新しい形のショッピングを体験し、店内でのオーダーフルフィルメントが3分で完了します。
フランスのスポーツ小売業者Decathlonは、2021年にBastian Solutionsの協力を得て、奥の収容スペースにロボット操作による独自の倉庫を備えた店舗をカナダ西部にオープンしました。
サウスセンターモールにあるこの場所は、地域の物流センターです。店舗と倉庫が一体となっているため、お客様は独自の体験をすることができます。
Decathlonは各種スポーツ用具や用品を販売しており、世界60か国以上で展開しています。同社は1976年にフランスのリールで設立され、本社はフランス北部のヴィルヌーヴ=ダスクにあります。
そして、80種目以上のスポーツに最適な用具を最善の価格で製造販売する技術先進企業として知られています。
Decathlonカルガリー店は、従来のショッピングができる小売店に自動化倉庫を組み込んだコンセプトストアです。同社では、小売店の場所を確保してEコマースのオーダーの倉庫としても機能する拠点を必要としていました。カルガリーに拠点を置くことで、カナダ西部の4州(ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州)のお客様との距離が近くなり、配送時間が短縮できています。
Decathlon CanadaのOperations & Ecommerce ManagerであるDiba Aleagha氏は次のように述べています。「Decathlonの目標は、この店舗でより優れた独自の新しいカスタマージャーニーを生み出すことでした。」
そこで導入されたのがAutoStoreシステムです。Bastian Solutionsは効率的で汎用性の高い保管とフルフィルメントのソリューションを提供し、Decathlonがカルガリー店に求めていた独自のお客様体験を可能にしました。
このマイクロフルフィルメントセンターでは、店内でショッピングをするお客様用の商品とEコマースのオーダー商品をどちらも保管しています。DecathlonではAutoStoreを店舗奥のスペースに設置することで、通常の店舗と比べて保管容量を増やすことができました。これにより、店内に陳列する品目の数を増やし、整理整頓にかかる時間を減らして、店内でショッピングをするお客様にサービスを提供し、Decathlonのウェブサイトからのオンラインのオーダーに対応することができます。
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Decathlonは、西部の州のお客様との距離が近くなるようにカルガリーへの出店を計画しました。この場所をコンセプトストアにする計画もありました。ショッピングモールの2階にあるDecathlonカルガリー店は、店舗としても倉庫としても十分に機能します。
店内にはショッピングをするお客様が来店し、65種目以上のスポーツの用品と7,000種類以上の商品が並んでいます。多くの場合、品目は1品目に対し1サイズのみの独自の方法で陳列されています。ショッピングをするお客様はQRコードをスキャンしてサイズを選び、仮想バスケットを作ります。
Decathlon Canada Store LeaderのCraig Binch氏は次のように述べています。「試着の準備ができて受け取りをリクエストすると、試着室のすぐそばにある受け取りデスクに商品が出てきます。非常に迅速で清潔なプロセスです。」
オーダーが入ると、従業員がAutoStoreから仮想バスケットを取り出し、3分以内にオーダーを作成します。
このオーダーフルフィルメントのタイミングがソリューションを求める上で必須でした。
Binch氏は次のように述べています。「弊社では市場のお客様を調査し、待つことが苦にならない時間が最大3分であると判断して、その時間を目安としました。」
Aleagha氏は次のように述べています。「これなら、お客様が商品に触れて、その機能を確かめ、手に取って試すことができます。服を持ち歩く必要はなく、手ぶらで歩いて、ショッピングに必要な時間をかけることができます。
このシステムや方法であれば、在庫のスペースを大幅に節約できます。お客様が適切に判断できるように、商品を手に取って試したり、スポーツを体験したりするスペースが確保されます。」
Binch氏は次のように述べています。「実際に受けた最も大きな影響は、お客様と直接接する時間と陳列する商品の種類が増え、整頓に必要な時間が大幅に短縮されたことです。[AutoStore]ソリューションを利用することで、時間を大幅に節約することができ、まさに独自のショッピング体験ができるようになっています。」
商品はモントリオールの中央倉庫から運ばれ、7,000平方フィート(650平方メートル)のグリッド内の6,000個のビンに手作業で仕分けされます。店内でショッピングをするお客様は、特定の品目のQRコードをスキャンしてDecathlonアプリから仮想バスケットに追加できます。保管システムの上を滑走する27台のRed Lineロボットのうちの1台が、正しい商品の入ったビンを見つけ、長いグリッパーを使用してグリッド内の積み重ねられた場所から商品を取り出し、該当する回転式ピッキングポートに渡します。ピッカーは商品をお客様のビンに入れ、コンベヤー経由で受け取りデスクに運びます。
お客様がオーダー品を受け取る準備ができたら、試着室のそばにある受け取りデスクでリクエストすることができます。
この自動化システムの導入を決断したことで、Decathlonは多くのメリットを得ました。最大のメリットのひとつに時間の節約があります。
他にも以下のメリットがあります。
「[AutoStore]により、時間を大幅に節約でき、まさに独自のショッピング体験ができるようになっています。」
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