AutoStoreによる倉庫の自動化は、大規模な施設に最適なテクノロジーです。世界屈指のeコマース小売各社の高パフォーマンス確保に貢献した当社の取り組みについてご紹介します。
AutoStore設立当初は、比較的処理量や容量の少ない小規模な顧客にサービスを提供していましたが、今日の状況ははるかに多様で、平均的な客先企業の規模もかなり大きくなっています。その要因としては、幅広い種類の在庫を持ち、注文を処理するペースが加速し続けているeコマースや第三者物流(3PL)業界のお客様からの関心と機会が高まっていることが挙げられます。最初の頃はほんの数台のロボットから成るシステムを提供していましたが、今では数百台のロボットで構成されたシステムを提供しています。AutoStore システムで使用されるビンの数も、かつての数千個から今や数十万個に増えています。
しかし、こうした道程や成長を経ても、以下に示すAutoStoreの中核的価値提案への姿勢は変わりません。
これは、規模や業種を問わず、AutoStoreが顧客に約束する基本的なテクノロジーの柱です。大規模に顧客を獲得し、新しいセグメントに進出する場合においても、この価値を損なわないことが非常に重要です。私たちは、より多くのお客様に価値を提供するための新しい方法を見つけるべく努力しますが、AutoStoreならではの中核的な資質を犠牲にすることは決してありません。
市場がさらに大規模な施設の自動化ソリューションを求め続ける中、AutoStoreはサイズと規模がもたらす課題を解決する比類ない立ち位置を確保しています。
eコマースが今後数年間にわたり継続的に成長するであろうことは、現在のあらゆる業界トレンドからしても明らかです。つまり大規模なAutoStoreシステムを導入していても、将来的に拡張の必要性が生じることが予想されるわけですが、AutoStoreならば、必要なときに自信を持って規模を広げることができます。
大規模な混載型の倉庫はメリットもありますが、システム停止に伴い多額のコストが発生するリスクもあります。そんな場面で強みを発揮するのがAutoStoreです。
AutoStoreのソフトウェアモジュール、XHandler は、自己診断トラブルシューティングを実行し、システムを停止することなく、ロボットに発生したエラー状況の解決を試みます。自動機能をもってしても問題が解決されない場合、制御ソフトウェアは患部を一時的に隔離し、システムの稼働を続けます。システムの停止は最後の手段となります。
「AutoStoreは現在、高スループットを実現する信頼性の高い大規模設備を必要とするすべての企業にとって最適なテクノロジーとなり得る、比類ない立ち位置を確保しています。AutoStore は、ルーツに忠実でありながら、こうした超大型システム固有の課題をターゲットにしたスマートな改良と追加によって、基本設計を補完しています」
AutoStoreは現在、高スループットを実現する信頼性の高い大規模設備を必要とするすべての企業にとって最適なテクノロジーとなり得る、比類ない立ち位置を確保しています。AutoStore は、ルーツに忠実でありながら、こうした超大型システム固有の課題をターゲットにしたスマートな改良と追加によって、基本設計を補完しています。
新しいハードウェアに加えて、AutoStore は、以前より大規模なグリッドの使いやすさと機能性を向上させるため、さまざまなソフトウェアイニシアチブを継続しています。この取り組みは、Grid Designer™ やAutoStore Simulator™といった設計ツールから、インテリジェントなRouter™ ソフトウェアやコンソールインターフェース、そして Unify Analytics™のようなモニタリングソフトウェアに至るまで、あらゆる範囲に及んでいます。
これらの新技術により、1,000台以上のロボットや100万個以上のビンなど、非常に大規模なAutoStoreシステムをお持ちのお客様のシステム運用がよりスムーズになることでしょう。しかしこれらは重要な中間目標地点ではありますが、最終状態ではありません。AutoStoreは、当初から現在に至るまで進化を続けてきたように、これからも新しい顧客層に対応するための機能を開発し続けていきます。