迅速な配送で最先端を走るネット通販企業は、AutoStore™ MFCソリューションでさらにスピードアップ

2016年に飲料品の即納サービスを開始して以来、豊富な品揃えとスピーディな配達を強みとするflaschenpost SEは、10年足らずで本格的なオンラインスーパーマーケットへと成長しました。現在、2万人以上の従業員を抱える同社は、十分な配送車両を完備し、30以上の倉庫から200以上の市町村に配送を行っています。

需要の急増に対応しながら、ドイツ随一のオンライン食料品店になるという大きな目標を達成するため、同社はノルトライン＝ヴェストファーレン州にあるランゲンフェルトという町に、新たなマイクロフルフィルメントセンター（MFC）の建設を計画しました。その設計と実施を委託されたのがHÖRMANN Intralogisticsです。

2種類の温度帯に対応できるAutoStoreのシステムであれば、注文に応じて常温食品と冷蔵食品をピッキングできます。HÖRMANN Intralogisticsのプロジェクトチームがワークステーション設計時に独創的な手法を取ったおかげで、オペレーターは1か所にいながらどちらのエリアからも商品をピッキングできるのです。

「食料品の品揃えが大幅に増え、需要も高まっているため、自動化技術を活用してイントラロジスティックのプロセスを改善する必要がありました」と、flaschenpost SEのシニアロジスティクスエンジニア、André Damkowski氏は語ります。

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ランゲンフェルトMFCの仕組み

チルドシステム

冷蔵品用のチルド設備の温度は2℃に保たれています。およそ8,500個のコンテナを収容するおよそ10ｍ四方×高さ40ｍ・16段のグリッドから、18台のR5^™ロボットがコンテナをピックアップし、保管し、仕分けます。8台のコンベアポート^™でピッキングと補充を行います。

常温（アンビエント）システム

隣接する常温設備（アンビエントシステム）も16段に分かれており、常温商品の保管に使われます。約1万個のコンテナと25台のR5ロボットを備え、8台のカルーセルポート^™経由で商品の入出庫を行います。

ピッキングステーション間でコンテナをやり取りするために、約100ｍの連結コンテナコンベアが設置されています。

最大パフォーマンス

ランゲンフェルトMFCは、1時間あたり1,000件の顧客注文、1日あたり最大1万2,000個の商品に対応できます。AutoStoreの製品は柔軟で拡張可能な設計であるため、パフォーマンスと収納容量のどちらについてもさらに向上できる余地があります。

ランゲンフェルトでの試験運用の成功を受け、flaschenpost SEはドイツにチルドと常温の両方の設備を持つ新たなAutoStore倉庫を建設することをHÖRMANN Intralogisticsに委託しました。

「ランゲンフェルトの試験運用でとても良い感触が得られたと同時に、どの段階でもカスタマーサポートが良好だと感じました。このため、HÖRMANN Intralogisticsと共に、年内にはさらにもう一つ、（AutoStore）施設を建設する予定です」と、flaschenpost SEのプロセスエンジニアリング責任者、Marc Suck氏は述べています。